【ニューラージ・パールグラス】〜育て方と植え方を解説!初心者でも育てやすい前景草〜

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ショートヘアーグラスやグロッソスティグマと並び、前景草の代表格であるニューラージ・パールグラス。背丈が短く、地面を這うように成長するため、水草絨毯を作りやすいです。さらに、丸い小さな葉に気泡がたくさんついてくれることから、前景草の定番・人気種になっています。

育てるのが難しそうに見えますが、実は育成が簡単な部類の水草であり、成長速度も早く、CO2もあまり必要としないので、初心者にオススメな水草です。

ニューラージ・パールグラスの育て方

光量

低くても問題はないですが、高光量の方がよく茂ります。できるだけ光に当ててあげてください。60cm水槽の場合、アクロTriangleくらいの光があれば元気に育ちます。また、成長して上の葉が伸びてくると下の葉に光が当たらず茶色く変色してしまうので、定期的にトリミングしてください。

低床

大磯砂や田砂・化粧砂でも育成は可能ですが、できるだけソイルを使用しましょう。栄養分を含んでおり、水質を水草が育ちやすい弱酸性に傾ける作用があるからです。また、他の低床と比べても、根張りが良いです。

水質・水温

ph(硬度)は6.0〜7.0になるように調整してください。水温は26℃前後が最適です。24℃を下回ると成長が遅くなり、28℃を超えると、調子を崩し溶け始めてしまいます。また、レイアウトの際に龍王石や気孔石などを使うとphを上昇させてしまうので、注意が必要です。

CO2添加

ニューラージ・パールグラスはCO2添加をしなくても比較的よく育ちます。ただ、成長速度を早め、色艶の良い状態にするにはやはり添加したほうが良いでしょう。特に葉に気泡をつけたい方には必要です。60cm水槽であれば、1秒に1回ほどで十分育ちます。

ニューラージ・パールグラスの植え方

植え方

前景草の植え方は人によって異なると思いますが、私はすこし大きめに株分けして間隔を広めに開けて植えることをおすすめします。なぜならすこし大きめに株分けして植えると、ひしめき合っているランナー同士が争って横に勢力を拡大してくれるからです。小分けにして植えるよりも速く低床を埋めつくすことができます。

また、ニューラージパールグラスは小分けにして植えると、注水した際に浮いてきてしまうことがよくあります。そこでおすすめしたいのが、ミスト式で管理した後、注水することです。そうすれば草がソイルにしっかりと根を張り、浮力によって浮いてくるのを防げます。さらにミスト式では成長する速度が水中と比べて圧倒的に速いです。

ニューラージ・パールグラスの成長速度

成長速度

成長速度は水草の中でもかなり速い部類に入ります。定期的にトリミングをしないと、行き場を失ったランナーが上に伸びて、少しもっこりした形になってしまいます。水槽内に他の水草を一緒に植えている場合はタイミングを見てこまめにトリミングするのもいいかもしれないです。

綺麗に地面を這ってもらうために上層を中心にトリミングしてください。

ミスト式立ち上げによる変化

ニューラージ・パールグラスをミスト式で管理した経過の様子です。ランナーが四方に勢力を拡大させています。※少しレイアウトが変わっています。

植えた初日の様子
約2週間後の様子

ニューラージ・パールグラスのコケ対策

点灯時間

通常、水草水槽は8時間点灯が良いとされていますが、ニューラージ・パールグラスは成長が速いため、7時間くらいでも大丈夫です。コケ対策としても、なるべく短いほうがベターです。ただし、他の水草・生体とのバランスを考えて調整してください。

コケ取り生体

ニューラージパールグラスなどの前景草にはヤマトヌマエビやミナミヌマエビが最適でしょう。エビ類は前景草の入り組んだ茎や葉の間を掃除してくれます。ただし、ヤマトヌマエビは大きくなると草を引っ張る力が強くなるので、引っこ抜かれないように注意してください。レッドービーシュリンプなどもニューラージパールグラスの綺麗な緑色とのアクセントになるので導入してみると良いと思います。

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